フランクリン・プランナーを使いこなそうと思うと、最初にぶち当たる壁が「価値観の明確化」だと思います。
ミッションとの違いは何?とか役割とミッションと価値観の関連性は何??と最初は謎が深まるばかりだと思います。
役割は見ての通りなので考えればわかりますが、価値観とミッションってどうやって導き出せば良いのか悩む人は多いのではないでしょうか。
そこで、価値観を明確化するための手段のひとつ(というか取っ掛かりと言ったほうがいいかもしれませんが)としてちょっと乱暴な方法(実は禁じ手)ですが、ご紹介してみたいと思います。
目標からミッション、価値観を見つける
本来の手段とは順番が逆なのですが、これらは全て関連しているということを逆手に取った方法です。
本来は、自分のミッションや価値観に基づいて目標を設定し、その第二領域の事柄をスケジューリングして、充実した日々を過ごしましょうというのが筋です。
しかし、これらが関連しているのなら、逆に目標を設定することから逆算することで、これらが見えてこないか?と考えました。これを取っ掛かりにして、考えるきっかけになれば明確化に近づけると思います。
まずは、目標を立ててみよう
例えば、「今年中にバリに旅行に行く」という目標を立てたとしましょう。そのために必要なアクションプランは、順番に考えていけば出てくると思います。
- 資金を作る
- 行く場所や行程を決める
- 必要な荷物のリストを作る
- 荷物の用意
- お土産リストを作る
- 行く時期を決める
- 航空券や宿泊の手配(旅行代理店に相談に行く)
などなど・・ これらを考えるのは楽しいですよね。また少々ヌケモレがあっても軌道修正しながら、この目標を完遂することは頑張ればできますよね。
じゃあ、なぜその目標なの?
ここまで実行してからで無くても良いのですが、ここで一つの問いをたてます。
そもそも「今年中にバリに旅行に行く」という目標を立てたのはなぜでしょう?
「行きたかったから」 はい、そうなんです。行きたくないところは目標にはしませんよね。
ということは、以前から行きたいという欲求や、憧れがあったんだと思います。
では「なぜ、行きたかったんですか?」 「クタ・ビーチに行きたいから」 なるほど、では「なぜクタ・ビーチに行きたいんですか?」 「日本では経験できない、マリンブルーの海と夕焼けをみたいから」 「それはなぜですか?」 ・・・・と、なんだか意地悪な質問の嵐になりそうですが、こうしたことを、あちこち脱線しながらでも問いかけていくと、その根底の思いがチラホラと見えてきたりします。
バリや南国のビーチに憧れを持ったのはなぜなのか、そこに行って何を感じることに喜びを感じるのか。
「これがイイ!」と思う根底には「価値観」が潜んでいます。
自分は実はこんなこと考えていたのか、、だから好きだったんだ、、 こうしたことが見えて来れば、それは価値観の表れです。
うまくいかなくたっていい
このアプローチは脱線して全然違う方向にいく可能性は十分にあります。
これをやればすぐに価値観を明確にできるというものではないかもしれません。
しかし、自分の中からでてきた「目標」とおぼしきものをきっかけに「なぜ?」「なぜ?」と問いかけていくことで、少なくとも価値観の片鱗は見えてきます。
そして、一番の効果は、こうして目標からのアプローチででも探そうと行動を起こしたことに一番の意味があります。
これならできそうな気がしませんか? 間違っても、うまくいかなくてもいい。
それでも、このアプローチならいける!と思われたなら、ぜひ挑戦してみてください。
やりはじめれば、そこからいろいろ見えて来るものです。
最初から完璧なものにする必要はないので、気楽にやってみることをお勧めします。
そして、もしそれがうまくいって価値観の一つでも明確にできたら、それをキッカケにフランクリン・プランナーの使い方の通りに挑戦してみてください。
かならず何か変化が訪れますよ。
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